骨の話とか(長め)

こんにちは。お久しぶりです。twitter見ていただいてる方はわかるかと思いますが、左手を骨折してしまいました。初骨折。骨ってこんなに簡単に折れるんですね。今日は骨折った時の話などをしたいと思います。非常にどうでもいい話です。

あれは三連休最終日、前日に先輩の結婚式があり、その日は昼まで寝てました。親に毎日遊んでんだから少しぐらい休め!!と説教されつつ昼頃起きて支度してました。その日は大学時代所属してたサークルのライブがあり、OBOGの同窓会的なものも兼ねてるので行かねばならなかったのです。

支度がだいたい終わり、なんか用があっていつものように1階から2階へと階段を駆け上がりました。その日わたしはセットアップを着ていて、ボトムはワイドパンツでした。その裾にもう一方の足を引っかけ、わたしはつまずいてしまったのです。とっさに左手で手すりを掴もうとして……掴み損ねました。薬指と小指を持ってかれました。パキッといやーな音がしましたが、関節が鳴ったのかなあってそのときは思ってました。そこそこ痛いし、腫れてきたけどまあ靭帯伸びたな~あした一応病院行くか〜って思って普通に出かけました。(かつて両足首の靭帯やってるので、腫れ方見て靭帯かなって判断してしまったのです。そのときの後遺症(?)で歩くのがめちゃくちゃ下手です。)

ライブに向かう途中で、カフェラテゴミ箱にスローイン事件など諸々ありましたが、無事ライブ会場にたどり着き、同期たちに手どうしたの!?とか言われながら(結構派手に腫れてた)ライブに参加しました。家でコケたというと気の毒そうな顔をされました。クラップができなくて非常に困りました。ライブの後はもちろん飲みに行きました。手の痛みには慣れてきてそんなに気にならなくなりました。(アルコールで麻痺してた説もある。)帰って湿布貼って寝ました。

翌日、仕事を遅刻して朝一で病院に行きました。わたしが物心ついた時からかかっている最寄り駅前の外科です。めちゃくちゃ混んでた。9時になって最初に呼ばれた人をふと見たら、同じビルの他の病院の医者で5度見くらいしました。診察室の医者もどうしたんですか!?ってびっくりしてました。あなたの病院でも同じ時間に診療始まってると思うが、果たして大丈夫なのか?そんなこんなで診察する頃には10時近くになってました。(勤務時間短くなるのやだなー)なんて考えてたら診察室に呼ばれました。

薬指と小指打って痛いんですーって伝えると、医者はわたしの手を見やるやいなや、とりあえずレントゲン撮るねーってわたしをレントゲン待合室に送り出しました。そりゃそう。とりあえず撮ってみないとわからん。レントゲンもなんか死ぬほど混んでて20分くらい待たされました。三方向くらいからレントゲン撮って診察室に戻されました。レントゲンを見て一生懸命小指らへんを拡大して見つめる医者。息を呑むわたし。医者は口を開く。

医者「んーよくわかんない」わたし「わかんないっすかwwwwwwww」医者「あのねー医者がこういうこと言っちゃダメなんだけどさー、なんかこのへん(小指の根本らへん)線入ってるような気がするけど柄があるから(?)なんかよくわかんないのよねー。まーでも大丈夫じゃない?」わたし「大丈夫っすかねwwwwwwww指曲がらないんすけどwwww」医者「あーそれは腱の下が腫れてつっぱってるから曲がらないのよ。伸ばして固定しといてー」わたし「はァ~」

医者はわたしの手を触診して手のひら触った時に痛がるのに指触った時に痛がらないことを若干不思議がっていましたが、一週間湿布貼って治らなきゃまた来てと言ってわたしの手を包帯巻巻にしました。骨じゃなくてよかった!ちむぱまでに治るといいなーって思いつつ病院をあとにしました。診療費は2000円くらいでした。

その時点でもう10:30くらいで、残業代の減額を気にしつつ出勤しました。同僚、先輩、上司からはこぞって「手どうしたの!?」って聞かれましたが、家の階段でコケたと言うとゲラゲラ笑われました。恥ずかし。その時の画像がこちら。この固定の仕方されたから今でも中指と薬指が離れてるんだけどこれ治るのかなあ……

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↑ここまでフラグしかない。

 

その後もわたしは手を包帯巻巻にしながら過ごしましたが、痛みは引かないし、なんなら手真っ青だし、指は相変わらず曲がらないし、どう考えても捻挫じゃないんだろうなーって薄々感づきながらも、とりあえず約束の一週間(約束はしていない)を耐え忍びました。土日は初めての全身脱毛に行きましたが、それ以外はほぼ寝てました。

さて、月曜は部署の全体会議だったので、火曜の朝、午前半休を取るという入念な準備をして(上司に申請する時、うん、病院行ったほうがいいよ……と言われました。)わたしは駅から少し歩いたところにある別の外科に行きました。そこもなかなかの混雑で診察までには1時間ほどを要しました。なんでどこもこんなに混んでんだよ。これだから保険料負担がきつくなんだよ。(保険料を使わせていただいている身にも関わらずこの言い草)

とりあえずレントゲンを撮りました。指が不自由なので、横からの画像を撮るときに指を広げられず3回も撮られました。その時点で看護師の方が「これ裂けてない?」って言ってました。冷や汗。

診察室の椅子に座らされて医者の到着を待つこと数分(この時間は永遠のように感じられた)医者がやってきてレントゲン画像を開いた瞬間「あ、折れてるね」折れてたァ〜〜〜!思わずおたくのように(おたく)「えーー!!!!!」と叫んでしまいました。見ると、わたしの薬指の根本にある、手のひらの中の骨が斜めに綺麗に折れてました。そりゃ気づかないよ!小指一生懸命見てたってよ!!!

医者(真)「ほかの医者かかってたんだよね?」わたし「はい……」医者(真)「どう見ても折れてるのにな~」わたし(絶句)医者「こんなとこ折れてる人久しぶりに見たよ」わたし「ハハハ(わたしもこんなとこ初めて折ったよ)」

医者(真)は骨折ハンドブック(なんだそりゃ)を取り出して一読したあと看護師に何かをオーダーし、わたしを処置台に座らせました。医者を待っている間、まず(ちむぱ、どうしよう……)という思いがよぎります。おたくなので仕方ない。ペンライトは右手のみで我慢しよう……。その後仕事はちゃんと出来るのだろうか?というまともな不安が襲ってきました。

診察室に戻ってきた医者(真)と看護師はギプス(シーネというらしい)のパンフレット見ながら「へーこれ便利だねぇ。もっと発注しといて~」とか言ってる。和やかかよ。そしてわたしの指を曲げさせてぱぱっと固定しました。

医者(真)「伸ばさなきゃいいからできるだけ左手使うようにしてね」わたし「曲げるなって言われて1週間過ごしてきたんですけどねぇ」医者(真)(苦笑)

これはまだ仮の固定なので金曜にギプスするから来てねと言われて診察は終了しました。お会計は7,000円もかかりました。骨が折れてるとは思わないので7,000円も持ってなかったのでコンビニで下ろしました。とほほ。ググったらギプスは手術扱いだというじゃないか。金曜はさらに出費がかさむのかなと落胆、そして医者(偽)に猛烈な怒りを感じながら関東の全体会議に向かいました。1週間と2000円返せ!!!みんなに「手どうしたの!?」と聞かれたことは言うまでもないし、家でコケたと言って無論笑われた。

その時の画像がこちら。

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仕事は左手が親指と人差し指しか使えないという問題こそあったものの、社内はおろかお客さんにも笑われるなど円滑に仕事を進める上ではいい状態でした。(ほんとか?)ただ、キーボードをほぼ右手でしか打てないというのはもうとてつもないストレスで、体調を崩した。どうやら新型うつ気味になったようです。わたしは仕事がわりと好きな人間ですが、入社丸3年を控えたこのタイミングで初めて仕事に行きたくなさすぎて起きれなくなりました。フレックス勤務のため、遅刻という概念はないけれど、お客さんへのアポに遅刻するわけにはいかないので必死に出勤しました。土曜は美容院を予約してたので普通に起きて向かいました。一日友だちの買い物に付き合ったりして楽しく過ごしました。これは新型うつですね。

↑ここまで骨折の話。

 

そして、日曜は現場がありました。舞台「クローズZERO」の制作発表です。特に接触もないランダム整理券現場だったので適当なとこに座って台風だしさっと帰ろう……と思ってました。イベントは記者会見形式のはずがただのトークイベのようで非常に愉快でした。例の球技舞台の記者会見の500倍くらい行く価値ありました。舞台が楽しみになりました。しかしそのイベントのラスト、MCを務めていたいとう大樹さん(この人もう舞台でめちゃくちゃみてるしなんなら諸事情でお話したこともあるのに名乗るまでわかんなかった。ごめんなさい。)がとんでもねえことを言い出しました。「これからメンバーが街に繰り出します!!」……は??外は土砂降り、時折暴風が吹く大型台風。公式twitterでご案内します!!と言っていたけどあまりご案内が期待できないのが某劇団。案の定その後30分以上なんの情報もなく、帰ろうと駅のホームには言った瞬間更新がされました。池袋で突発的現場が発生いたしました。

ひとりで行くのもなーと思いましたが、なんと身内が2人も来てくれるというのでソッコー向かいました。

ライブ配信やまさかの電車移動など界隈をざわつかせつつ彼らは池袋に現れました。いや、ほんとにひとりじゃなくてよかった。だっていきなりめちゃくちゃな輩集団がサンシャインシティに現れ、その周りをおたくが追っかけ回してるんですよ……狂気の沙汰。近づけないって!

写真は自由に取っていい(宣伝なので)というアナウンスがあったので、そんな中でもなんとか近づき、推しに声掛けて写真をお願いしました。反射的にポーズをとる推し、しかしカメラを構えるわたしの顔と手を見て「手どうしたの!?」と指差してきました。人を指さしてはいけません。その時わたしはカメラのシャッターを切っていたので「目をまん丸にして自分のことを指さす推し」という一生に一度撮れるかわからないわけわからん写メが撮れました。この画像は今でも骨折のことなどで落ち込んだ時に見返してはゲラゲラ笑っています。

なお、「手どうしたの!?」という質問に対し、家でコケたと回答するとやはりゲラゲラ笑われましたが、家でコケても簡単に骨は折れるんですよ!!!!本当に若手俳優は体が資本なのですから、みなさん気をつけていただきたいものです。また、おたくの皆様も素敵なおたくライフを継続するためにも、家で転ばないよう普段から油断せずに行こう!